中小企業が融資をスムーズに借りられるようにするには、まず金融機関選びが肝心です。

間違った金融機関を選んでしまうと、困ったときに助けてもらえず、金融機関側の都合のいいことを押し付けられるばかり。。。といった事になってしまうかもしれません。

金融機関選び

公的な政府系金融機関のほかに、民間の金融機関には次の5形態があります。

  1. 都市銀行
  2. 地方銀行
  3. 第二地方銀行
  4. 信用金庫
  5. 信用組合

数字が上の方の金融機関ほど大きな金融機関です。

会社を経営していれば、どうしても大きな金融機関と付き合いたいという気持ちはあるかもしれません。なんとなく安心できるからです。金利も安いということもあるかもしれませんが、大きな金融機関であればオールオッケーということにはならない場合が多いです。

各金融機関の特徴を簡単に下の表にまとめてみました。

だいたいどの金融機関が、どんなお客さんを相手にしているのかの目安はこんなふうに言われています。

*ただし、同じカテゴリーの金融機関にもバラツキはあります。例えば信用金庫の中にも預金量の大きなところと小さなところがあります。その差はテリトリーの大きさに比例していると考えていいでしょう。

メインのお客さんの年商(目安) テリトリー
1都市銀行 年商50億円以上 全国
2地方銀行 年商30億円以上 本店のある都道府県の周辺の都道府県まで
3第二地方銀行 年商10億円以下 本店のある都道府県の周辺の市区町村まで
4信用金庫 年商3億円以下 本店のある市区町村と周辺の市区町村まで
5信用組合 年商1億円以下 本店のある市区町村と周辺の市区町村まで

 

あなたが中小企業の経営者であれば(規模にもよりますが)つきあうのは地域密着型と言われる、第二地方銀行や信用金庫または信用組合がいいでしょう。

都市銀行と地方銀行は収益性と効率性を重視します。企業が業績が良いときは収益と効率において都合がいいので付き合ってもらえますが、そうでなくなったときには金の切れ目は縁の切れ目という方向に向かいがちです。

それに対して地域密着型金融機関はお客さんとの関係性を重視していますので、あなたの方から働きかけて信頼関係を築くことができれば、困った!!というときには助けてくれる可能性が高いです。雨の日に傘を取り上げるというような露骨なことはしないです。

複数の金融機関と付き合うメリット

といっても、今まで都市銀行または地方銀行とつきあっていたなら、そちらを捨てて地域密着型と付き合い始めましょうと行っているわけではありません。そちらはそちらで残しておけばいいのです。

例えば5億円を融資してもらいたいとなった場合、信用組合では金額が大きすぎて難しいと判断されることもあるでしょう。そんなときは大きな金融機関のほうが話が早いということがあります。

また、金融機関というものは、他行からの借り換えはしてもらいたくないものです。怯えていると行ってもいいかもしれません。複数の金融機関と付き合っていることで、いつでも借り換えできる態度でいられることから強い交渉ができるというメリットもあります。

また、会社が万が一のピンチのとき、一方が貸してくれなかったらそれでゲームオーバーとなってしまいます。そんな不安を取り除くためにも必ずひとつは地元の地域密着型金融機関と関係性を深めておきましょう。

 

まとめ

金融機関にはそれぞれ形態があり、段階的に規模があります。

お客さんである中小企業にもそれぞれの規模があります。お互いビジネスですので、自社に対して利益の多い、身の丈にあった金融機関とお付き合いするようにしましょう。

また、どんな場合でも必ず、複数の金融機関と取引されることを強くお勧めいたします。