今年も補助金の季節が近づいてきました。
2021年の補助金の目玉はなんといっても事業再構築補助金です。
どんな補助金かというと、コロナによってもたらされた時代の変化で、売上が減ってしまった中小企業の思い切った変革を後押しする補助金です。
この補助金には1兆円を超える予算が計上されており、補助額も最大1億円というかなり大きな補助金です。
この補助金に申請するためには以下で説明するオンライン手続きが必要ですので、まずはご一読ください。。
昨年から補助金で大きく変わったことは、オンライン申請のシステムが始まったことです。
その名も、「Jグランツ(じぇいぐらんつ)」です。
2019年の年末に導入されたこのシステムについて、どんなものなのかわかりやすく説明していきたいと思います。
Jグランツとは、補助金の手続きができる電子申請システムです。
経済産業省が2019年12月23日に運用を開始しました。
これまでの紙による補助金の大変な手続きを、もっと便利にするために、応募から事業完了後までの流れをオンラインで完結できるようにしたシステムです。
登録すれば無料で使うことができます。というか、お金を取るわけ無いですよね。
今までのいわばアナログだったものがデジタルに切り替わることで何ができるようになるのでしょうか。
役所に申請に行く必要がないので、平日昼間に限定されず、いつでも申請できます。また、ノートパソコンやスマートフォンからできるので、インターネットの環境があればどこからでも申請できます。
提出するのに出向く時間や交通費、郵送する場合のコストがかかりません。
役所に行くのに、雨の日とか寒い日は嫌だなぁということもあると思いますが、それを考える必要がなくなります。
また、役所についてからの順番待ちの時間も必要なくなります。
契約の場面ではよくありますよね。住所や名前や電話番号を何度も何度も署名させられること。これがなくなることでも時間のムダが省けます。
後述する「GビズID」により、法人の情報や過去の申請情報が自動転記されるので、何度も同じことを書く必要がなくなります。
また、押印も不要になり、押印した書類だけ原本を郵送という手間も省けます。
Jグランツ上にマイページがあり、リアルタイムに申請状況などが確認できます。
上記のように、Jグランツにはメリットが有るのですが、デメリットもあります。
しかし、Jグランツからしか申請できない補助金があるため、今後それに応募するのにはメリットが有ろうが無かろうがどうしてもこのシステムを利用せざるを得ません。
そして、その前にもう一枚壁が立ちはだかります。
ログインするには別系統の登録をしてGビズIDを手に入れる必要があるのです。しかもそれは郵送で時間がかかります。
GビズIDとは、事業者が 1つのアカウントにより複数の行政サービスにアクセスできる認証システムです。
詳しくはコチラをご覧ください
→https://gbiz-id.go.jp/top/manual/pdf/QuickManual_Prime.pdf
無料です。
ただし、公式のQ&Aに、以下の記述がありますので、もしかすると将来的には有料になることもあるかもしれません。
A. GビズIDの利用に料金は発生しません。ただし、将来にわたって、無料であることをお約束するものではありません。
2020年以降のオンライン申請対象の補助金の申請には、Jグランツという電子申請システムを利用します。
Jグランツにはオンライン特有のメリットが多くあるので、補助金にご興味がある方は登録しておいたほうが良いです。
Jグランツを利用するにはまず、GビズIDを登録する必要があります。
GビズID登録の手続きは郵送で行う上、登録審査があり2週間程度かかります。
事務局が混み合うことも予想されますので、今年のものづくり補助金などをお考えの方は今すぐご登録ください。